マンションのベランダだと消防法で求まられる、避難はしごが設置されていると思います。
ベランダを素敵空間にしようとすると、どうしても目立つ避難はしご。
非常に備えて、とても大事な設備なのですが、なんとも景観を損ねる感じなのが残念なところ。
避難はしごにもいくつか種類があるのですが、大別するとたてかけたり、吊り下げたりするはしごが畳まれて箱に入っているタイプ(写真左側)と、ハッチ用つり下げはしご(写真右側)の2つのタイプになると思いますが、ここではハッチ用つり下げはしごのタイプについて考えていきたいと思います。
ベランダの雰囲気をよくするために、「ハッチ用つり下げはしご」について色々な工夫をベランダーの皆さんはしているので、作業難易度の順番に事例を見ていきたいと思います。
なお、冒頭に書いたとおり、避難はしごは防災の観点で大事な設備になります。
目隠しする際の注意点もあわせて見ていきましょう!
難易度:低・・・とりあえず目隠しを上に置くだけ!
一番簡易的なのは、避難はしごの上に目隠しを置いてしまう方法かと思います。
避難はしごは、いざというときに(当たり前ですが)、すぐに使えて避難しなくてはなりません。
そのため、上にモノを置く場合、軽くてすぐに動かせるものである必要がありますので注意下さい!非常時の安全第一!は年頭に置いておきましょう。
すのこを置くだけ!
こちらのベランダの例は、色を塗ったすのこが置いてあります。
また、タイルと同じトーンのレンガで避難はしごの周りを囲うことで、一体感がすごく出てますし、すのこ自体が軽いので、いざというときに動かしやすそうです。
また、材料がすのことペンキだけなので安価なのも、取り入れやすいですね。
[出典:東京ベランダガーデニング生活]
こちらの避難はしごのカバー方法を実現するときに必要な資材はこちら!
ウッドパネルで目隠し!
こちらのベランダでは、ウッドパネルを置いています。
ジョイントパネルを買ってきて置くだけ!というシンプルさ。
ジョイントパネルは30cm角のものが殆どですので、4枚あればちょうど避難はしごの目隠しに使えるサイズ感。
[出典:Cafe de Kaori]
こちらの避難はしごのカバー方法を実現するときに必要な資材はこちら!
人工芝で目隠し!
こちらのベランダでは、人工芝のジョイントパネルを置いています。
最近は人工芝もかなりリアルな質感で、踏んだときの心地もよいのでベランダ全体に敷いてもイイ感じになりそうです。
ジョイントパネルだとかなり軽いので、邪魔にもならず、参考にしたいアイデアですね。
ジョイントパネルは30cm角のものが殆どですので、4枚あればちょうど避難はしごの目隠しに使えるサイズ感。
[出典:ファミリーキャンピング]
こちらの避難はしごのカバー方法を実現するときに必要な資材はこちら!
難易度:中・・・DIYで避難はしごカバーをつくる!
避難はしごの上に目隠しとなるものを置くだけだと、どうしてもピッタリ綺麗にはいかず、少し避難はしごが見えてしまったり、大きすぎてバランスがわるかったり・・・
細かいところまで自分の納得のいくものとしたい場合は、DIYが最適です!
箱でつくったテーブルで目隠し!
こちらのベランダの例は、木の箱を四つ、木材保護の塗料を塗って組み立てた簡易テーブルを作成。
ウッドタイルと同じトーンに塗ることで、こちらも一体感がすごいです。
こちらの例も木箱が軽いので、いざというときに動かしやすくてグッドですね!
こちらの避難はしごのカバー方法を実現するときに必要な資材はこちら!
完全自作のカバー作成!
こちらの避難はしごのカバー方法を実現するときに必要な資材はこちら!
難易度:高・・・業者に完璧な目隠しを作ってもらう!
完全無欠な避難はしごのカバーをやりたい場合には、業者に頼むのが確実です。
DIYが得意な方なら自分でもやれるかもしれません。
しっかり納得が行くものができる反面、やはりコストが高くなるのと工期もあるので、難易度:高になるかと思いますが、お金と時間に余裕があれば間違いなくいい感じになりそうです!
あまりに完璧に見えなくなってしまう場合は、注意しなくてはなりません。
非常時に、自宅の避難はしごを、上の階の人や、お隣の方が使う可能性がある場合(殆どのマンションではそのはずですが)には、そこに「避難はしご」があることがすぐにわからないといけません。
いざというときは、気が動転していますので、落ち着いてみればわかることも、わからなくなる可能性がありますので、「ここに避難はしごあるよー!」的な目印は欲しいところです。
例えばこちらのベランダの例は、完全に施工業者さんが実施した例ですが、さすが完璧な仕上がりですね!
手前の取っ手のあるところに避難はしごのハッチがあります。
避難はしごのカバーだけではなく、室内からバリアフリーにも作れますので、ベランダの使い方の幅が広がりそうです。
[出典:テクノグリーン]