こんなときありませんか。
夏
旅行に出かけたい!
でもベランダの植物たちが心配。
万が一帰宅したときにこんな状態になったらどうしよう・・・
そう、ベランダガーデニングにおいて、真夏の植物たちの留守番はかなり気を遣ってあげないといけません。
あたりまえですがベランダなので、植物たちは地面に直接植えられてはおらず、水を定期的にあげないと息絶えてしまいます。
日本の真夏のベランダは猛暑のためすぐにカラカラと乾燥するので、毎日(多いときには毎日朝夕の2回)水やりが必要になります。
少しでも水やりをさぼると、種類によってはあっという間に枯れてしまうのですが、
「でも、夏休みはでかけたい!」
という方向けに、対策方法をご紹介したいと思います。
筆者は、毎年夏休みは1週間前後旅行にでかけるのですが、いくつかの対象方法を組み合わせることで乗り切っています。ですが、もともと水枯れに弱い植物については、真夏に不在にすることは、かなりの難局になりますが、大事な植物。対策を打って、気持ちよく旅行に出かけましょう!
日陰エリアや室内に取り込む
夏場に長い間不在にする場合、やはり直射日光が当たる場所から植物を退避させることが望ましいです。ベランダガーデンでは、ほぼすべてが鉢やプランターでの栽培になるので、重いものは大変ですが、できるだけ室内やベランダの陽が当たらない場所に動かしてあげましょう。
簡単ですが、効果のある対処方法の一つです。
なお、もし夏場エアコンなしの室内が温室状態になるような住まいの場合には、植北側の部屋など比較的涼しい屋内に取り込むことをお勧めします。
サンシェードを使って日陰をつくる
ベランダに日陰エリアがなく、室内に取り込むことも難しい場合、人為的にベランダに日陰を作る必要があります。シェードを引っ掛けたり、結び付けたりする場所がない場合は難しいですが、設置することで高い効果がありますのでお勧めしたいやり方の一つです。
鉢受に水を貯めてから出かける
旅行や長期不在になる際は、出かける際に鉢にたっぷり水やりをすると思いますが、その際に鉢受が水で一杯になるまで水やりをしておく方法があります。
鉢の土が乾いても、鉢受から水が吸い上げられるので、鉢受の水がなくなるまで定期的に鉢に水が補充されます。「鉢受にたまった水はちゃんと捨ててください」がセオリーなのですが、それは鉢がずっと蒸れた状態で根腐れすることを防ぐためです。
この方法はセオリーから外れていますし、また、根腐れリスクが存在しますので注意が必要です。水が好きで丈夫な植物(例えば紫陽花やミントなど)には使える手ですが、そのほかの植物については、根腐れリスクがあることを念頭におく必要があります。
マルチングで乾燥を和らげる
土の上にマルチングをすることで、表土の水分蒸発を和らげる効果があります。見た目も素敵になるので、長期不在にしなくても真夏の水やり労力を減らすためにお勧めです。
マルチングにもいろいろな種類がありますが、夏場をしのぐ目的で言うとパークチップやベラボン、腐葉土などが石や砂利よりも具合が良いと思います。
タイルやウッドデッキを設置する
コンクリートやモルタルのままだと、夏場はかなり暑くなりますので、熱を持ちにくいデッキタイルやウッドデッキを設置して、ベランダ全体の温度が高くなりすぎないようにする方法もあります。
温度をコントロールすることで、水分の蒸発する速度をゆっくりにしてくれます。
ウッドデッキについて詳しくはこちら!
自動水やり機を設置する
不在で水やりできないなら、誰かに水やりしてもらえばよい、というシンプルな対策である自動水やり機。これさえあれば、水やりの不安も一気に解消されますね。
機械式のやつは高いので間違いないのですが、数百円のペットボトルに着けるようなものでも十分な効果があります。機械式は不在期間が数週間など長い場合には検討してもいいのかもしれません。
最近はオシャレなやつもありますよ~!
最後の手段:業者さんや知り合いに預ける
これまでご紹介してきた対策ではどうにもならない。
または月単位で不在にする場合など、最後の手段として人に預けましょう!
近くに植物を預けられるような親族や知人がいれば良さそうですが、預かる方は「大事な植物を枯らしてしまったらどうしよう・・・」と不安で一杯になりますので、あまりお勧めしません。万が一枯れたときに人間関係が変になるのもよくないですし。
そのため、預ける場合にはいっそ業者さんを活用する方がよいと思います。
関東圏
関西圏
東北
まとめ ~不在期間にあわせて対策を組み合わせましょう~
以上、夏に旅行や出張などで長期間不在にする場合の、ベランダの植物の守り方をご紹介しました。
冒頭にも書きましたが、筆者はこれらの手法を組み合わせて(というかほぼ全部やってます)何とか乗り切ってます。ですが、1週間以上になるとはやりいくつかはダメになってしまう植物も出てくるので、ある程度覚悟は必要かと・・・
以下、各対策方法の比較です。ぜひ植物たちを真夏のベランダから守ってあげる際の参考にして下さい!
効果 | 労力 | コストの目安 | 想定不在期間 | |
日陰になるエリアや室内取り込む | 〇 | △ | 0円 | 1週間 |
鉢受けに水をためる | 〇 | 〇 | 0円 | 1週間 |
外出する日に予定をあわせて水やり | △ | 〇 | 0円 | 1~2日 |
シェード | △ | △ | 数千円 | 2~3日 |
マルチング | △ | 〇 | 数千円 | 2~3日 |
ウッドデッキやタイル | △ | X | 1~3万円 | ー |
水やり機 | 〇 | △ | 0~3万円 | 1週間以上 |
業者を使う | ◎ | △ | 1鉢~2千円 | 2週間以上 |