「土」
土なんてどこにもありますが、ガーデニングの土はとっても奥深いです。
「土」x「肥料」の組み合わせを考えるともう際限がないくらいこだわることができます。
そう、際限がなくなります。(笑)
ですので、頭でっかちになるより、まずは難しく考えず、最初から最適化された用土を買うのが簡単でおすすめです。
その後気になる点がでてくれば、他の土と混ぜてみたり、カスタマイズしていけば十分です!
では、ベランダガーデン向きの用土はどのようなものでしょうか。
通常の庭(直接地植えできる)と比較して、日本のマンションなどのベランダ環境は以下のような特徴があります。
- あたりまえですが、地植えじゃなくて鉢植えなので、水分と養分は足さないとなくなる。
- 鉢なので、重すぎると動かすのが大変。
- コンクリやモルタルの上なので、乾燥しやすい。
- 高層だと風邪が強い。
ですので、この環境に適した用土にしていくのが、ベランダガーデニングでは大事になってきます。
ガーデニング本を読むと、『水はけがよくて根腐れしない土、また、水分と栄養分をしっかり保てる土が望ましい』とあたかも相反することを両立するような土がいい土です、という一見わけのわからないことが書いてあると思います。
これは、土いじりを経験してくるとわかってくるのですが、「やってみてわかる!」こともたくさんありますので、繰り返しにはなりますがまずは無難に、最初からいい感じに準備されている用土を買って先に初めてしまうのが正解です!
できるだけ簡単にとは言うものの、最低限気を付けるべきことがありますので順を追ってみていきたいと思います。
まずは最初からいい感じになっている用土を使う
園芸店やネットでは多種多様な土が売られていて、勝手がわからないと正に目がくらむような状態です。そのため、ベランダ向きにいい感じの用土を買ってしまうのが早くて良いです。
そう、現代人は忙しいのです(笑)
なお、「園芸用の用土」もたくさんの種類がありますので、しっかり選びたいところ。
冒頭で記載したベランダガーデンの特徴を踏まえて、できるだけ軽いが養分と保水力があるものが望ましいです。以下に候補となる用土を記載していますので、参考にして下さい!ちなみに、ガーデニングをやり始めると土を入れ替えたり鉢を増やしたりどんどん必要になりますので、あまり小分けのものよりはしっかりした量を最初から買うとお得です
ということで、ベランダガーデン向けのいい感じのベースとなる用土たちはこちら!
保水力や栄養バランス、軽さが考慮されたいずれもベランダ用として使い勝手のよい用土です。
用土を鉢やプランターに入れるまえに
用土の準備ができたら、鉢やプランターに入れていくわけですが、ちょっとまった!
用土の前に、鉢の底に底網と鉢底石を入れてあげてください。
網は害虫が入ってくるのを防止するため。
石は、鉢の中が蒸れないようにするためです。(特に夏場のベランダは蒸れがきついです)
網は100円ショップで売っているようなものでOK!
鉢底石は軽いものを選んでください。なお、鉢底石は使いまわしができるように、ネットに入れてから投入するとGoodです!土と違って石はそのまま使いまわしできますが、ネットに入れないと土と混ざって取り出すのが、ただただ面倒になるので注意です。
なお、石じゃなくてミズゴケを変わりに入れておく技もあります!
最後に用土を投入する際ですが、鉢やプランターの摺り切り一杯までは入れないでください!
水やりの際に水がこぼれないように、鉢やプランターの淵から3cmくらいの高さくらいまでに、土をいれるようにしてください!
すぐに乾燥して草花が萎れてくる場合
ベランダは風もあり、また夏場は照り返しが強いうえにコンクリートやモルタルが熱せられて植物にとっては、実はけっこう過酷な環境です。
そのため、地植えの場合よりも、鉢やプランターの乾燥状態には気を遣う必要があるのですが、もしベースとなる園芸用の用土でも乾燥がひどい場合。すなわち、すぐに水が切れてしまい、水やりが大変!という場合には、保水力の強い用土を加えることで、改善ができます。
用土の他にもマルチング(土の上を覆うもの)などを置くと尚良いのですが、ここでは土でけで改善できるピートモスをお勧めします。
園芸用の用土に、ピートモスを2~3割くらい混ぜてあげてください。ただそれだけ!
じめじめ。なかなか乾かない
すぐに乾く方が、まだじめじめしてるよりはいいかもしれません。
じめじめが続くと、土がしっとり粘土質になって、根が呼吸できません。
そう、植物は根が命。根がしっかりすればするほど、丈夫になり地上の草花もすくすく成長してくれるのです。
日陰&湿気が好きな一部の植物以外は、じめじめには本当に注意です。筆者も「面倒見てる感」が出るため水をやりすぎて、また元気がないときに水をあげすぎて根詰まりを起こしてしまい、何度も植物たちを見送ってきました(涙)
ですので、そのようにならないよう、土のじめじめや加湿は要注意!
じめじめ防止のために混ぜ込むのがお勧めの材料はこちら!2~3割くらいを用土全体に混ぜ込んでみてください。
まとめ – カスタマイズの早見表
以上、乾燥しやすい場合とジメジメする場合の対応策を書いてきましたが、早見表はこちら!
カスタマイズは、実際の土の状況を見てから実行に移してくださいね。
上記のカスタマイズを行っても、まだ土がすぐに乾燥する、という場合には鉢をプラスチック製に変えてみたり、用土を覆うマルチング材を使うことをお勧めします。それらと組み合わせることで、乾燥を緩和していくことができます。
また、逆にジメジメの症状が変わらない場合には、鉢を陶器などの空気が鉢を通して循環するものに変えることをお勧めします。
鉢の詳細についてはこちら!