植物は様々な分類の仕方がありますが、ガーデニング初心者の方には年中緑が見られる「常緑」のシンボルツリーをベランダに配置することから初めてみては如何でしょうか。
折角ベランダガーデニングを始めたのに、冬は枝だけ・・・だと寂しいので、常緑樹をおすすめする次第です。玄人になると、枝だけの姿も季節感があってよいものですが、ここでは「緑」に注力します!
なお、落葉樹のお勧めはこちら!
ベランダに置くシンボルツリーとして、よく売られている代表的なもの以下のように分類されますので、事前にベランダの日当たり状況は確認をしてください。
ちなみに「ベランダ」は屋外になりますので、耐寒性のあるものだけ記載しています。
なお、地植え(地面に直接植える)だと、どの木も大きく育ちますが、鉢植えだと根が張れる範囲が限られますので大体2~3m前後の成長にとどまることが多く、ベランダでも育てられます。
お勧めは黄色!
ベランダの日当たり | 常緑 | 落葉 |
日向 (半日以上陽が射す場所) | オリーブ シマトネリコ ソヨゴ ハイノキ ヤマボウシ ユーカリ | エゴノキ ジューンベリー ハナミズキ ブルーベリー |
半日陰 (一日数時間でも日が当たる場所) | オリーブ シマトネリコ シキミ ソヨゴ ハイノキ ヤマボウシ | エゴノキ ジューンベリー ブルーベリー |
日陰 (一日中、直接日が当たらない場所 | シミキ ソヨゴ ハイノキ ナンテン |
ここではベランダー目線での、お勧めのシンボルツリーを紹介していきます。日当たりの環境をふまえた上で、見た目が好きだ!というものをぜひ選んでみてください。なお、地植えの場合は内容が異なってくるので、ここから下は参照しないで下さい!
オリーブ
総合お勧め度 | 頑強で非常に育てやすく、外観も葉が細かくて雰囲気が良いので、かなりお勧めです。 上手く育てば、オリーブの実が収穫できるのも楽しい! |
日当たり | 半日陰なら耐えますが、できれば日向がベター。 |
水やり | 乾燥にはかなり強い。 |
病害虫 | ほとんどつかない。 |
手入れ | 乾燥に強いのと、剪定があまり必要でないことから、手入れは楽。 |
シマトネリコ
総合お勧め度 | 頑強で非常に育てやすく、外観も葉が細かくて雰囲気が良いので、かなりお勧めです。 日当たりなど条件がよければ、花が咲きます! |
日当たり | 半日陰なら耐える。完全に日陰だと厳しい。 |
水やり | 乾燥し過ぎると葉が落ちるので注意。 |
病害虫 | 強靭でほとんどつかない。 |
手入れ | 自然に樹形が整うので、剪定はあまり必要なく、手入れは楽。 |
シキミ
総合お勧め度 | 日陰向けの貴重な存在なので、日が当たらないベランダにお勧め。 樹皮や葉には芳香あり。木全体に毒性があり、特に果実は劇物なので注意。 |
日当たり | 日陰でも耐える。 |
水やり | 乾燥には強くないので、水切れには注意。 |
病害虫 | 害虫、スス病が発生することも。 |
手入れ | 鉢植えなら剪定はあまり必要ない。 |
ソヨゴ
総合お勧め度 | 見た目も美しく、日陰も行ける。赤い実もなり楽しみが多いお勧めの樹木です。 |
日当たり | 半日陰なら耐える。完全に日陰はギリギリ。 |
水やり | 乾燥には強い。 |
病害虫 | ほとんどつかない。 |
手入れ | 大きくなると植え替える必要あり。 |
ハイノキ
総合お勧め度 | 自然な形を形成する樹木なので、人工感を出したくない人にお勧め。 非常に育てやすい樹木です。 |
日当たり | 日向が良いが、半日陰も耐える。 |
水やり | 乾燥には強くないので、水切れには注意。 |
病害虫 | ほとんどつかない。 |
手入れ | 成長が遅いので、剪定も殆ど手間いらず。 |
ヤマボウシ
総合お勧め度 | 見た目も美しく、半日陰も行ける。 白い綺麗な花に加え、秋には赤い果実が実り楽しいです。 |
日当たり | 日向向き。半日陰でも育つが、花付きや紅葉の色がわるくなる。 |
水やり | 普通に水やり。土が乾いたら水やりしてあげましょう。 |
病害虫 | ほとんどつかない。 |
手入れ | 自然に樹形が整うので、剪定はあまり必要なく、手入れは楽。 |
ユーカリ
総合お勧め度 | 様々な種類があるが、葉がシルバー系で美しいものが多い。 置き場所や水やりに失敗すると、あっという間に枯れる。ベランダでの栽培は難しい部類。 |
日当たり | 日向向き。半日陰は厳しい。 |
水やり | 乾燥気味にする。土が完全に乾いてから水やり。 |
病害虫 | カイガラムシなど。基本的にはあまりつかない。 |
手入れ | 鉢植えなら剪定はあまり必要ない。 |