コンクリートジャングルに住んでると、土や草花を触りたくなりますよね!
自然回帰は人間の本能な気がします。
さらに最近はコロナ禍でなかなか出かけにくいので、ベランダでのガーデニングを楽しむ方が増えているそうですね。
そんなベランダガーデニング業界の中でも、特に最近人気なのが「ベランダ菜園」だそうで、各メディアやガーデンショップでも一押しされてます。
ただ、一言にベランダ菜園と言っても、野菜から、ハーブから、果物から色々なものが(日当たりにもよりますが)ベランダで育てられるわけですが、それなりにコツがいるものや、手のかかるものも少なくありません。
例えば、恐らく皆さんがベランダ菜園で想像するであろう「ミニトマト」ですが、これが結構コツが必要で、手をかけないと沢山の収穫は望めません。
その他、エンドウ豆やきぬさややら、豆系も雨が続くとすぐにうどん粉病にかかったりして、薬による防除対策をしないと、ベランダ環境では栽培が難しかったりします。
これらの野菜にかかる手間や、難しさの具合がどんな程度かと言うと、スーパーの野菜売り場にて:
『こんなに綺麗なトマトや野菜が沢山! 表面は綺麗で虫食いもないし。農家の皆さんはスーパーマンなのか!?!?』
と思ってしまうほどです。
ベランダ菜園を経験してみるとわかりますが、農薬無し、ビニールハウス等の設備もなしで、綺麗な野菜を元気よく育てるのは、かなり根気がいります。
ただ
『忙しい、でも土いじりや野菜を育てたいんだ!』
という方も多いと思いますので、本記事では:
「強くて枯れにくい!」
「あると便利!」
「手入れが殆どいらない!」 (いらないは言い過ぎですが、防虫や水やりの手間が比較的少ない!)
の3拍子揃ったベランダ菜園向けの植物たちを紹介していきたいと思います。
ガチンコで野菜を収穫したい意気込みの方は、物足りない内容となっていますので、他のサイトを参照くださいね!
とりあえず最強は豆苗
まず最初にご紹介したいのは豆苗です。
頑強ですくすく育つのはもちろん、水の入ったプランター(プランターがなければお皿でも)においておけば、勝手に育ちます。
誇張ではなく、本当にほったらかしでも育ちます。
成長スピードも速いので1週間もすれば、すぐに収穫できちゃいます。
豆苗に関しては、園芸店の野菜苗コーナーで売ってることは殆どありませんので、普通にスーパーの野菜売り場でお買い求め下さい。種から育てたい場合は園芸店にもあると思いますが、当記事の趣旨である手軽さからいうとあまりお勧めしません!
調理する際に、種と根の部分が残りますので、それを水に浸しておくだけ。
しかも、買ったときについてくるパックをそのまま使えます!
真冬じゃない限りすぐに育ってくれますが、再生する元気があるのは1回まで。
豆がエネルギーを使い果たして2回目は収穫できませんので、そのつもりで育てましょう!
増えすぎて困るミント
次にご紹介するのはミント!
頑強で、春から夏にかけて暑い時期にはガンガン伸びてきます。
収穫してあげないと、ビョンビョン伸びますので、沢山収穫してしっかり使ってあげましょう!
デザートにミントを添えるも良し、生春巻きに巻いても良し、自家製モヒートを作るも良し、ですが、一押しは収穫したての大量のミントにお湯を注ぐだけのミントティーです。
これはベランダ菜園で収穫するフレッシュハーブじゃないと味わえない、何とも言えない素晴らしさなので、絶対試して欲しいです!
ちなみに、ハーブ類の苗を菜園用=食用として購入するときは、販売元の注意書きをしっかり読んで下さい!
販売されている苗に「食用ではなく鑑賞用です」と注意書きがあるものも売っているからです。
これは、生育中に農薬が使用されているためで、ハーブを食用にも使いたい方は、食用NGの記載がない苗を購入する必要があります。
ローズマリー
ミントに続いて、こちらも頑強なハーブであるローズマリーをお勧めしたいと思います!
ローズマリーは本当に香りがやばいのですが、力強く育ってくれるパワーのあるハーブです。
普段は香りを楽しむ以外は、あまり使い道がないかもしれませんが、ちょっとおしゃれな料理をするときには便利です。
ラムを焼くときに使ったり、炭酸水に一本挿しておくと、とても爽快なドリンクになったり。
その他洋風なスープや煮込み料理をするときに細かく刻んで放り込んでおくと、何とも本格的な仕上がりに!これもフレッシュなローズマリーだと、乾燥したものとくらべものにならない良い香りがしますよ!
摘み立ての香りが凄いバジル
バジルは、摘み立ての香りの違いを間違いなく感じるハーブです。
強烈すぎるくらい香ります。
これは中々野菜売り場で買っても味わえません。
この香りを楽しむために、やはりフレッシュで楽しみたいところ。火を通した料理に使うのはお勧めしません!
ベタですが、カプレーゼとかがやっぱり良いです!
苗を買うのも勿論ですが、スーパーで売ってるバジルの茎を指し木しても簡単に育ちます!
超便利なパセリ
筆者は、料理をするときに「緑」を散らしたいタイプなので、パセリを重宝してます。
スーパーで買おうとすると、束で大量に売ってますので、量が多いんですよね・・・
使いきれない分は冷凍したりするのですが、どうもやっぱり、そんなことをすると風味が落ちてしまいます。
そこで、ベランダでのパセリ栽培をお勧めしたいわけです。
切っても切っても、春から夏には新芽が出て来ますので、一つ苗をベランダに置いておくだけで、ちょっと緑をお皿に散らしたいときに使えます。
量も適量を採取すれば良いので、ほんと~に便利です!
ちなみに、パセリもやはり、摘み立ては風味が強いので、好きな方にはたまらないと思います。
簡単すぎる万能ねぎ
パセリが洋風の料理の際に活躍する一方、和食・中華・アジアンな料理で、ちょっとパラっと散らしたいのが小葱ですよね!
万能ねぎは根がついたまま野菜売り場で売ってますので、使う際は根元を数センチ残しておいて、それをそのまま植えることができます。
こんな手間いらずで、しっかり育ってくれるので簡単この上無いです。豆苗の次くらい、ラクチンなベランダ菜園野菜になります。
その他、水に挿していても伸びてくるくらいですので、植込みスペースを取りません。
さらにさらに!収穫しても、2~3回は復活して伸びてきますので、結構重宝しますよ~。
ベランダ菜園の土と肥料
ベランダ菜園を簡単にやりたい場合に使う土と肥料についても少しおススメを紹介しておきます。
まず、「土」についてですが、一般的なガーデニング用の用土と日向土を1対1で混ぜて使うのが具合が良さそうです。
用土で栄養分をおぎない、日向土で根の張りを促す。また土が蒸れたり、余計な栄養が多すぎないように調整する効果も日向土にはありますので、本記事で紹介した野菜・ハーブたちは元気に育ってくれます。
日向土は、筆者が東京に住んでいるからなのか、あまり園芸店で見かけませんので、ネット通販に頼るのが効率的だと思います。重さが軽いのも、ベランダガーデニングにおいては魅力的な要素です!
ちなみに、日向土は「小粒」を選んだ下さいね~
次に肥料ですが、上記の土を使えばある程度の養分も含まれてますので、あまり手をかけたくない人は、肥料を追加であげなくても大丈夫です。
より「元気に、収穫量を上げたい」とか「元気がなさそうで気になる」とか、思い立った時に液体肥料をあげるのがベランダでは具合がいいと思います。
ちゃんとした肥料(油粕、骨粉、鶏糞などなど)だと、匂いもしますので、集合住宅のベランダだとお勧めできないです。
色々試してみた結果、液体肥料で筆者がおススメできるのは、HB-101です。
お勧めの理由は:
・ヒノキのような爽やかな香りが気分良い。臭くない。
・水に混ぜて使うので、ベランダの貴重なスペースを取らなくて済む。
・100%天然成分。(我が家は化学系薬品無しを目指してるので)
・植物に良い有機物を増やしてくれるので、葉水にも混ぜて使える。
・使える植物を選ばない。
こんなところでしょうか。
筆者は野菜に限らず、ベランダの植物たちの葉水(霧吹き)にも混ぜて使ってますが、すくすく元気にみな育っていて、HB-101を使う前と比較すると、全体的に害虫・病気の出る頻度が減っている実感があります。
以上、ベランダ菜園で使う土や肥料で悩まれた際は是非参考にしてみて下さい!
それでは皆さん、ベランダ菜園、楽しみましょ~!!!